ビジネス発信用プロフィール画像のコツ (2)–『トリミング』編


こんにちは、デザイナーの寺おかです。
今日は前回の続き、
ビジネス発信用プロフィール画像のコツ (2)
『トリミング』編
です。

せっかくいい感じのプロフィール写真を用意できたなら、
バランスの良い構図で載せたいですよね。

ここでは、ビジネス用発信のプロフィール写真を
バランスよく切り抜くトリミングのコツを解説します。

ビジネスユースということで、
ベーシックな構図をお伝えします
ね。

ちょっとしたことで雰囲気が変わりますので
ぜひ参考にしてみてください。



画像のトリミングとは

超基本の用語解説から。
画像のトリミングとは「切抜き」のことです。

こんな風に集合写真から一人だけ切り取るとか 、

こんな感じに形に沿って切り抜いたものもトリミングです。

SNSのプロフィール写真って
自動で丸くくり抜かれる事が多いですよね。

そういうのも
「丸くトリミングされる」なんて言います。



SNS用は正方形で用意しておくと便利

多くのSNSのプロフィール画像は
「まん丸」にトリミングされます。

アップロード画面で写真の大きさを
調節できるケースが多いですが、
Twitter、Instagram、Facebook、など
各SNSで設定するたびに調節するのは面倒です。

微妙に位置や大きさも変わってきちゃいますし。

それぞれ違う写真を使用するならばいいですが、
発信を始めたタイミングでは
各SNSのアイコンは同じにするのもオススメ
です。
見る人に覚えてもらいやすいからです。


なので、SNS用のプロフィール画像は
あらかじめ正方形にトリミングしておくと便利です。

正方形でバランスよくトリミングしておくと、
まん丸になった時も大抵バランスよくなりますよ。


とうことで、プロフィール写真の
トリミングのバランスを見ていきましょう。



ビジネス用プロフィールに適正な構図とは

ビジネスユースのプロフィール写真は
近すぎず遠すぎない、画面の中心にきちんと収まる
ベーシックな構図
が良いです。

業種や年代にもよりますが、
見る人が信頼できると感じるのは
奇をてらわない正統派なイメージでしょう。

NG例としては…

・お顔や頭が画面からはみ出している
・人物が左右、もしくは上下に寄りすぎた構図
・極端なアップ、もしくは遠景

これらはかなりカジュアルな印象で、ビジネスには適しません。

YouTuberやインフルエンサーなど
個性を打ち出していきたい業種はこれに限りませんが、
俳優など芸能人の公式プロフィール画像も
基本的にはベーシックなイメージが主流
です。



プロフィール画像、アップの具合いろいろ

では、具体的な構図を見ていきましょう。

構図といっても、斜めにしたり
派手な飾りをつけたりするわけではないので、
ここでは主に「クローズアップ具合」になりますね。

サンプル画像を使って解説します。

↑こちら2つの写真を↑何パターンか
トリミングしてみます。

(男性の写真はちょっとラフですが、
全身や風景の写ったサンプルとしてご覧ください)


(1)から見ていきましょう。

(1)
全身が収まった構図。
情景が伝わり雰囲気はあるが、お顔が判然としない。
個人としての印象が薄い。

(2)
上半身が収まった構図。
マッサージなど仕事中の動作や、
ファッションをしっかり見せたい場合などに適している。

(3)
胸部がしっかり写ったベーシックな構図。
お顔、服装、背景がよく見えるので、パーソナリティが伝わりやすい。

(4)
みぞおちあたりから上を収めた構図。
お顔をはっきり見せつつ、服も見えて多少雰囲気も伝わる。

(5)
首から上のみの構図。
お顔ははっきり見えるが大き過ぎる。
顔以外の情報に乏しく、「生首感」も少々あり。

一番オススメなのは(3)。
お写真や業種によって(2)や(4)
も…
といった感じです。

ベーシックなプロフィールイメージには
この範囲で調整するのがよいでしょう。


ここで示した女性のサンプル画像の場合、
コーチやカウンセラー、コンサルタントなどの
対人支援サービス業のイメージとするならば、
お顔と雰囲気がしっかり判別できる
(3)か(4)を。

男性のサンプル画像の場合、
IT系のエンジニア、フリーランス
といったパーソナリティがあるならば、
PCと手元が写った(2)、または
デスクに向かっているとわかる(3)がよいでしょう。


適正な距離感と構図で、
あなたの性質や魅力が伝わる画像を目指しましょう。



いかがでしたか?

じつはネット上でよくお見かけするのが、
首から上だけのイメージ。

きっと、お洋服などもその人らしいものを
お召しであろうお写真なので、
見かけると「勿体無いなー」と思ってしまいます。


まあ、好き好きといえばそうなのですが、
お仕事用の発信では気をつけたいところです。

こんな小さなことでも、イメージづくりには
大切なポイントになります
ので。


何か少しでもヒントになれば幸いです。

ではでは、また!



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