WEB発信、PC初心者さんのための『データの種類(ファイル形式)』についての解説。
![](https://i0.wp.com/shuku-creation.com/wp-content/uploads/2020/08/20200811データ種類_w777.jpg?resize=777%2C550)
こんにちは、寺おか 久美子.です。
今日は、初心者さんからよく伺う
「なんとなく知ってるけど、実はよく分からない」
データの種類についてのお話し。
どういう方からこんなお声を聞くかというと、
・これまで販売や介護などの現場で、
決まった端末/ソフトのみの操作が主だった方
・ブランクがある上に、現役時代も苦手だった方
・PCを使った業務経験がほとんどない方
ですね。
なんとなくの知識でPCに向かうので、
業務上の会話で理解が追いつかなかったり
必要以上に不安を感じることがあるようです。
今回は、そんな不安を解消するような
ごくごく初歩的な、最小限のポイントに絞りました。
また、 ロゴやパンフなどを外注した際、
印刷物だけでなく、データ納品もあるかと思いますが、
そのデータの種類がよく分からなくて
うまく活用できていない、なんてケースも。
とりあえず画像データを使って
スペースを埋めることができたけれど、
荒い画像を無理やり使っていたり、
色味がなんだかちょっと変だったり。。。
せっかくプロに頼んで作ったのに、
活用しきれず勿体無いですよね。
これからご紹介するデータの種類について
少し理解するだけで、
何かと少しスムーズになると思います。
PCやWEB発信が初心者の方、
「パソコン」や「データ」という言葉に
苦手意識のある方は、
ぜひ読んでみてください^^
《 もくじ 》
0、拡張子(かくちょうし)を理解しよう
![](https://i0.wp.com/shuku-creation.com/wp-content/uploads/2020/08/20200812ブログ画像_データ種類_アートボード-1.jpg?resize=750%2C400)
まずは、超基礎から。
データのことを「ファイル」とも呼びます。
そしてファイル名の後半『.○○○』の部分を
拡張子(かくちょうし)と言います。
「データの種類(ファイル形式)はなんですか?」
と聞かれたら、この拡張子の部分を答えましょう。
小文字のドットとアルファベットで表示され、
PCやスマホなどの端末上(機械の中)でも
こちらに基づいてデータを識別、処理します。
なので、拡張子が一文字でも欠けていると
表示や編集ができなくなってしまいます。
ファイル名を変更するときには、
この拡張子の部分を消したりしないよう注意しましょう。
最悪の場合、データが見られなくなってしまうこともあります。
また、これらを確認するにはスマホよりもPCが断然便利です。
苦手だからとスマホで済ませようとするのではなく、
PCでの確認や操作を習慣づけるようにしましょう。
1、画像データ(ファイル)
![](https://i0.wp.com/shuku-creation.com/wp-content/uploads/2020/08/20200812ブログ画像_データ種類-02.jpg?resize=750%2C400)
多くのPCやスマホなどの端末で、画像として表示できるデータです。
スマホやデジカメで撮った写真や、PDF書類などもこれにあたります。
専用アプリでデザイン編集したデータ(2、編集用データを参照)も、
この画像データに変換してから使用されることが多いです。
たくさんの種類がありますが、ごくごく代表的なものをご紹介します。
特色を知って、使用シーンに合わせて選べると良いですね^^
・JPEG(.jpg)
ジェイペグ、と読みます。
写真などによく使用される画像データ形式。
背景色あり。
発色が良いのが特徴で、美しい画像をしっかりと見せたい時に適しています。
・PNG(.png)
ピーエヌジー、と読みます。
WEB素材などに使用される画像データ形式。
背景色なしも可能。
データサイズが小さく済むのが特徴ですが、発色はJPEGよりも劣ります。
・PDF(.pdf)
ピーディーエフ、と読みます。
文書むけの画像データ形式。
WordやExcelなどの文書を画像化するときにもよく使いますよね。
データサイズが小さく済みますが、写真などの鮮明さは劣ります。
2、編集用データ(ファイル)
![](https://i0.wp.com/shuku-creation.com/wp-content/uploads/2020/08/20200812ブログ画像_データ種類-03.jpg?resize=750%2C400)
画像ファイルと違い、編集情報がつまったデータです。
こちらでデザイン編集の作業をします。
編集の保存、再編集が可能です。
容量が大きく、専用のアプリケーションでなければ開くことができません。
さまざまな編集アプリケーションがありますが、
代表的なものを2つご紹介します。
ここでは「デザインの編集用データってこういうものなんだ」と掴んでいただければ^^
・AIデータ(.ai)
エーアイデータ、エーアイ形式、あるいは
イラストレーターのデータ、などと呼びます。
Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)という
アプリケーションで編集するデータ。
文字の配置、描画、グラデーション効果などの
精密なデザインや作画が可能な専門性の高いアプリ(ソフト)です。
WordやExcelなど事務系のソフトでは開くことはできません。
画質や色味の再現にも優れ、様々なメディア制作に使われています。
印刷会社に発注するとき、AIデータでの入稿を求められることも多いです。
・PSDデータ(.psd)
ピーエスディーデータ、ピーエスディー形式、あるいは
フォトショップ のデータ、などと呼びます。
Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ )という
アプリケーションで編集するデータ。
画像のトリミングやエフェクト効果、
文字の配置、描画、グラデーション効果などの
精密なデザインや作画が可能な専門性の高いアプリ(ソフト)です。
WordやExcelなど事務系のソフトでは開くことはできません。
画質や色味の再現にも優れ、様々なメディア制作に使われています。
風景写真の空の色だけを変えたり、肌を明るくレタッチしたり、
精緻な合成写真を作れるツールのイメージです。
3、カラーモード
![](https://i0.wp.com/shuku-creation.com/wp-content/uploads/2020/08/20200812ブログ画像_データ種類-04.jpg?resize=750%2C400)
PCなどの端末上で、どんな条件で色を再現するか、、
という指定をするのがカラーモードです。
これは、画像データ、作業データどちらにも関係ありまして、
データ形式ではなく「設定」と捉えてください。
こちらもさまざまなカラーモードが存在します。
とりあえず、カラーモードという設定があることと
この2種類カラーモードを知っておけば大丈夫でしょう。
・RGB(アールジービー)= WEB用
・CMYK(シーエムワイケー)= 印刷用
ご自身で編集することはあまりないかもしれませんが、
指定がある場合は、WEBと印刷で必ず使い分けてください。
カラーモードを間違えると、特に印刷では
思っていた色と全然違う仕上がりになってしまいます。
↓↓こんな感じです↓↓
![](https://i0.wp.com/shuku-creation.com/wp-content/uploads/2020/08/20200812ブログ画像_データ種類-05.jpg?resize=750%2C400)
ちなみに私は、ロゴマークやロゴタイプのような
印刷とWEBどちらでもよく使用するデザインについては、
印刷用、WEB用とそれぞれの画像をご用意して納品しています。
(ロゴと名刺については こちら から)
そのように納品されていることも多いですので、
納品データがある方は今一度見直してみると良いですね。
手元のデータのカラーモードが知りたいときは、
PCでデータ詳細を確認(右クリック→情報、などでみられます)するか、
それもわからないときは制作者に確認しましょう。
スマホやデジカメで撮った写真はRGBであることが多いです。
(データのカラーモードを変更するには、専用のアプリケーションが必要です。)
いかがでしたか?
いきなり丸暗記しなくても大丈夫です。
こういう種類と特色があるんだ、、と理解しておくだけで全然OK^^
用語にだんだんと慣れていきましょう。
これからデザイン制作など外注する時は、
頭の片隅に入れておいてくださいね。
また、もしお手元にそのようなデータがある場合は
これらを踏まえた上で見直してみてください。
意外と使いやすいものが眠っているかもしれません。
少しでもお役に立ちましたら幸いです。
ではでは、また!
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