これらを反映させて作ったロゴと名刺は、あなたの仕事を盛り立てるものになるでしょう。

なぜなら、これらを抑えている名刺は「自分の思い・好み」だけでなく、 受け取った人があなたの仕事についてシンプルに読み取れる配慮がなされているからです。

特に「経営理念」は大切です。
これはあなたの仕事の根幹をなすものですから、思いだけでなく「どのような仕事でクライアントや社会に貢献するのか」が分かる文言である必要があります。

そういった経営理念や業種、屋号などをしっかりと反映したデザインは、ビジネス用としてふさわしいものになる訳です。


例として、２つの名刺をみてみましょう。

どちらも同じ人の名刺で、

・税理士資格を持ち、会計時事務所として独立した

という想定です。

例（１）は、好みのテイストやアピールしたいものを前面に押し出して、自分らしさを重視して作ったもの。

例（２）はベーシックなデザインの名刺。社名や業務、経営理念、アクセスなの情報がシンプルにまとまっています。

いかがでしょうか。


例（１）は一見目を引き、好みの仕上がりですから配るご本人はウキウキでしょう。ですが、受け取った人は正直「会計事務所？」と戸惑うデザインです。内容も広報媒体ですべきものでしょう。

これは極端な例ですが、このような自作例は案外みかけます。


例（２）は決して華やかではありませんが、この人がどのような所で、どのようなサービスを提供しているのかが一目でわかります。スッキリとしたロゴマークは、WEBサイトなど他の媒体で見た時の目印にもなります。

やはり、会計事務所としてお客様の信頼を得られるのは例（２）の方ですよね。


ビジネスユースの名刺ですから、名前や社名、連絡先、事業内容、それらを印象付けるロゴやデザインが端的にまとまっているものがふさわしいです。

そして、そのようなデザインのロゴと名刺が欲しい方は、デザイナーに依頼することをおすすめします。


餅は餅屋といいますが、あなたのコンセプトや大事な情報を「カタチにする」ことに関しては、やはり専門家を頼るといいですよね。

自分でやったことのないロゴや名刺のデザインには大きな労力と時間がかかるでしょうし、仮に自作してお気に入りが出来たとしても、

• 業種やターゲットに合っていない
• バランスが良くない
• ロゴマークに見えない

など、客観性が欠けていることが往々にしてあるものです。

その点、プロは制作をたくさんしてきていますから、業種やコンセプトから考え得るふさわしいデザインを提供してくれます。

希望を伝える事もできるし、自分では思いつかないアイディアも提案してもらえることでしょう。

また、カタチにする部分は任せられる…と考えると、肝心要のお仕事により集中できますよね。